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耐『焼付き・カジリ』コーティング“LELLYON OZ”の開発      (特許出願中:特願 2012-237209)

 耐『焼付き・カジリ』コーティングの開発

 アルミ濡れ性の低い酸化膜を当社独自の被膜設計と成膜技術により新しいコーティングを

 開発しました。

 これにより、課題であったアルミダイカストピン、金型の耐『焼付き・カジリ』の克服が可能となります。

 実機試験後外観写真

QLIMAQ LELLYON OZ 1.bmp
QLIMAQ LELLYON OZ 2.bmp

 試験条件

img_diecast_02.png

 試験片材料

 SKD61(HRC48)

 試験片寸法

 Φ10×100(50浸漬)

 試験片数量

 1試験4本

 試験片の動き

 8m/min

 アルミ溶湯の種類

 ADC12

 アルミ溶湯の温度

 670℃±5℃  

 浸漬時間

 連続8時間

溶損量比較

溶損量比較 追加(2).bmp

物性データ

硬度 HV2100
膜厚 10~13μm
スクラッチテスト 45N

 実機での試験では、LELLYON CLと比較して焼付きが改善され、メンテナンス回数削減効果が

 確認されております。

 また、溶損試験でもLELLYON CLと同等の結果が出ています。

 LELLYON CLよりも耐『焼付き・カジリ』性能が向上しております。